いつもお世話になります。株式会社 萩商の萩原大士です。
さて、先週の4連休を利用して、行ってまいりました。富士山。

以前から、日本人なら一生に一度は日本一高い山に登ってみたいなと思っており
登頂した方達の話を伺ってるうちに、いつかは自分も!と思ってました。

そんな中、山に精通している方がアテンドしていただけるというチャンスが
ありましたので、これは神様が今登りなさいとまるで言っているのでは?
と思い、アテンドをお願いして富士登山に行ってまいりました!

登頂までのスケジュールですが今回は山小屋に泊まらず
夕刻に5合目を出発し、夜中に富士山頂迄、登頂する通称【弾丸登山】でした。
(弾丸登山は、高山病などの危険リスクも多くなる為、お勧めしません…)

無事に夜中に頂上へ登頂した後、関門として待っているのが通称「おはち巡り」
これは、火口の廻りをグルっと1周する事なのですが、真夜中の火口は真っ暗な
大きな穴がぽっかり空いておりとても不気味でした。

夜中に、おはち巡りを挙行した為、歩いている方がおらず静寂の中を歩きました。
満点な星空は格別で、思い出の一つに色濃く刻まれてます。

【おはち巡り】の「おはち」は富士山の頂上は「8つ」の峰で形成されている様で
その「8」をとっておはち巡りという説と火口がお鉢の形になっておりその周りを
巡るから、おはち巡りになったという説があるそうです。

8つの峰の中でも富士山の最高峰にあるのが「剣ヶ峰」標高【3776m】です。
剣ヶ峰へ登頂する際には通称、馬の背という坂道がありこれがまたキツイ!
最後は這いつくばって登り切りました。

無事におはち巡りも完了し今回の一番の目的。ご来光の時間です。
これはもう何とも言い難い感動に包まれました。天気も晴れ、雲海が広がり
隙間から徐々に朝日が上がって来て光が射した時には、軽く涙ぐんでしまいました。
澄んだ空気と苦労して登った事。色々な感情の元、生で観るご来光は格別でした。
疲れも吹き飛ぶという事は、こういう事だと思いました。登って本当に良かった。

さて、ご来光の後は下山です。正直これが今回の登山で一番きつかったです。
頂上から6合目まで、ずーっと砂と小石が入り混じった斜面を下ります。
足が砂に潜り、斜面の為ここまで10時間程度歩いた足にトドメをさします。
7合目からは、腿と膝が限界で最後の2時間は激痛で足を引きずりながらの下山でした。

結局、最後はゆっくりゆっくりの下山で全行程15時間程度の修行となりました。

帰宅後も、2日間は最上級の筋肉痛に悩まされ、簡単な登山ではなかったですが
今となっては、やはり登って良かったなという思いしかありません。
満点の星空。月の明かり。静寂。ご来光。足の痛み。どれをとっても良い思い出です。

皆さんも、弾丸登山はお勧め出来ませんが、一生に一度は富士登山に挑戦してみては
いかがでしょうか!?一生の思い出になる事、間違いなしです!

株式会社 萩商
萩原 大士